
Win-XPでは、標準状態で搭載メモリの1.5倍の容量を仮想メモリとして使う仕様になっています。しかし、PCを使用中仮想メモリの容量が足りなくなると今度は搭載メモリの3倍の大きさまで自動的に拡張してしまいます。この作業を自動的に行うため便利である反面、ディスクの断片化を引き起こす大きな原因にもなっています。
通常のディスクの断片化であればデフラグで解消できますが、ページングファイルはシステムの起動時にロックされてしまい、デフラグを実行してもページングファイルの再配置は行われません。
そこで使用するのが「PageDefrag」です。
この「PageDefrag」では、従来ディスクデフラグでは再配置が行われなかったページングファイルのデフラグを簡単な設定だけで再起動時に行ってくれる優れものです。
「PageDefrag」のインストール
「PageDefrag」はこちらからインストールできます
↓ ↓
Microsoft TechNet
PageDefragを起動する
PageDefrag起動画面

@PageDefragを起動すると、この窓に各ファイルの断片化状態が表示されます。
Aここにチェックを入れると、次回のPC起動時にページファイルのデフラグを行う設定となります。
Bここにチェックを入れると、PCを起動するたびにページファイルのデフラグを実行する設定になります。
CPCの再起動時の、デフラグ開始のタイムラグ秒数。
再起動後、この秒数内に何かキーを押すとデフラグは中止されます。
Dこちらにチェックを入れることにより、PC起動時にページファイルのデフラグを行わないように設定できます。
E「OK」を押すことにより、上記までで行った設定が反映されます。
通常は、Aにチェックをいれ次回再起動時にページファイルのデフラグを行うのが一般的です。

ページングファイルの断片化が進んでいた場合、この作業を行うことにより、体感的にかなりの速度の向上があると思います。
ページファイルのデフラグは、PCを起動するたびに行う必要はありませんが、月に一度くらいの頻度で行いたいですね。